新潟冷蔵について
ご挨拶
代表取締役会長 坪川 篤
代表取締役社長 風間 宏一
1924(大正13)年に、普通倉庫業からスタートした当社は、1949(昭和24)年に現在の水産物卸売市場としての役割を担うことになりました。2007(平成19)年には新潟市中央卸売市場に入場し、本州日本海側唯一の政令指定都市新潟の安心・安全な水産物を供給する役割は一層大きくなりました。
今、世界の海・日本の海は、地球温暖化による海水温の変化、過剰な漁獲による水産資源の減少などにより、危機的な状況となっております。
こうした中、当社は水産物卸売会社の使命を果たすべく、いち早くMSC-CoC (MSC-C-53020)、ならびに、ASC-CoC (ASC-C-02936)を取得を致しました。
この取得により、これまで以上に水産資源の持続的利用と環境にやさしい水産物の取り扱いに注力し、現在そして未来を見据えた安心・安全な水産物の安定供給に努めてまいります。
社是
当社は創業以来100年にわたり、内に “ 信頼を基盤とした和の精神 ” と外に “ 社会に奉仕する経営 ” を理念とした「信和奉仕」を社是としております。
食品安全方針
新潟冷蔵株式会社は、新潟市中央卸売市場の卸売業者として、安心・安全な水産物をお客様に安定供給するために以下を定め、全社員一丸となり食品安全の確保と維持に取組み、社会に貢献してまいります。
- 1.私たちは、水産物の安全性を確保するために、ISO22000に基づいた食品安全マネジメントシステムを構築し、維持し、改善し、必要に応じて更新することに努めます。
- 2.私たちは、食品安全方針及び食品に関する法令、条例、規制要求事項、顧客要求事項を遵守し、コンプライアンスを推進します。
- 3.私たちは、従業員全員が、水産物の安全性を認識できる状態にするため、食品安全に関する知識の向上に努めます。 そのため、食品安全のための全体研修やマネジメントレビューなど内部でのコミュニケーション活動を定期的に行ないます。
- 4.私たちは、従業員全員が、食品安全方針を周知し、徹底するために、毎年、食品安全目標を設定し、実施し、見直し、改善を行います。
- 5.私たちは、関係するフードチェーンのほか、地域社会の皆様にもご理解をしていただけるように、外部とのコミュニケーションを行います。
2023年4月1日
新潟冷蔵株式会社
代表取締役会長 坪川篤
代表取締役社長 風間宏一
ISO22000について
ISO 22000は食品安全マネジメントシステムに関する国際規格です。
HACCPの食品衛生管理手法をもとに食品安全のリスクを低減し、安全なフードサプライチェーンの展開を実現します。
(JQA 一般財団法人日本品質保証機構 HPより)
当社では国際基準に沿った、継続的な安全管理及び業務改善を行い、よりレベルアップしたフードサプライチェーンの展開を目指して参ります。
SDGs宣言
当社は持続可能な社会実現に向けて、企業として積極的な取り組みを行ってまいります。
→詳しく見る一般事業主行動計画
副業・兼業について
当社では副業・兼業について、次の様に規定しています。
→詳しく見る沿革
1924(大正13)年 12月 |
普通倉庫業を目的として設立 |
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1932(昭和7)年 9月 |
冷蔵倉庫業を開始 |
1934(昭和9)年 3月 |
社名を新潟冷蔵倉庫(株) |
1946(昭和21)年 1月 |
食品加工部門を設け、 |
1949(昭和24)年 1月 |
水産物卸売部門を設け、水産物卸売業を開始 |
1950(昭和25)年 11月 |
社名を新潟冷蔵(株) |
1966(昭和41)年 7月 |
鮮冷部門営業所を市内万代島に開設 |
1972(昭和47)年 4月 |
水産物卸売部門を統括する営業本部を設置 |
5月 | 食品加工部門を分離 |
12月 | 県条例にもとづき、地方卸売市場新潟魚市場の卸売業者としての業務許可を受ける |
1977(昭和52)年 4月 |
本社社屋および冷蔵庫の建替え新築、冷蔵収容能力合計7,100tとなる |
1979(昭和54)年 4月 |
コンピューターによる |
1981(昭和56)年 4月 |
飼料部門を分離 |
1982(昭和57)年 4月 |
冷蔵部門の業務の一部を分離 |
12月 | 食品工場建替え新築 |
1993(平成5)年 4月 |
コンピューター入替と共に担当者直接入力方式、オンライン処理に移行 |
2000(平成12)年 1月 |
食肉工場建替え新築 |
11月 | 食品工場増築 |
2002(平成14)年 4月 |
物流と営業事務の一元管理を行う物流部を新設 |
2007(平成19)年 5月 |
新潟市中央卸売市場にて水産物卸売業務を開始 |
2013(平成25)年 3月 |
MSC-CoC(MSC-C-53020)を取得 |
2014(平成26)年 7月 |
太陽光発電事業開始 |
2015(平成27)年 5月 |
米国最大手の水産会社トライデントシーフーズ社との合弁で |
2020(令和2)年 6月 |
ASC-CoC(ASC-C-02936)を取得 |
2021(令和3)年 7月 |
ISO22000 認証取得 |
2023(令和5)年 12月 |
トライデント新潟フーズ(株)の全株式を取得、完全子会社化 |
2024(令和6)年 4月 |
トライデント新潟フーズ(株)をポーラーベアーフーズ(株)に社名変更 |
2024(令和6)年 12月 |
設立から100周年を迎える |
社会貢献
MSC-CoCとASC-CoC
MSCは、厳正な認証規格に適合した漁業で獲られた持続可能な水産物に認められる「海のエコラベル」、ASCは養殖版「海のエコラベル」です。新潟冷蔵株式会社ではアブラカレイ、シマホッケ、スケソウダラ等の魚種を対象にMSC-CoCを取得。アトランティックサーモン、ニジマスを対象にASC-CoCを取得しています。
認証コード:MSC-CoC-53020 / ASC-CoC-02936
お得意様の需要に応じた供給、そして消費者様の食卓へ安心安全な水産物をお届けすることを使命としていく中で、漁業における持続可能性を重要なテーマと位置づけ、流通業者という立場から責任を果たして参ります。
NHK市場だより
NHK新潟放送局 新潟ニュース610内『市場だより』に、新潟冷蔵の鮮魚担当者が出演しています。番組では旬の魚の解説や良いものの見分け方、調理例などを紹介しています。
近年魚は調理や処理の手間から敬遠されがちですが、適切なアドバイスとおいしい食べ方の紹介で、魚食普及の一翼を担って参りたいと考えます。
夏休み親子市場せり見学会
新潟市のイベントとして、小学2年生から中学生と保護者を対象とした『夏休み親子市場せり見学会』を毎年開催しております。普段は見ることのできない市場のせりを目の前で見ることができるだけではなく、活気ある市場の雰囲気が楽しいと、毎年好評をいただいています。
いつもスーパーで買うお魚はどんな大きさでどんな形なのか、どのような方法で流通しているのかが理解できると、子どもたちもお魚好きになってくれるのではないでしょうか。魚離れが進む中、子どもたちへ少しでもお魚への興味を持ってもらいたいと考えております。
太陽光発電
2014年7月より、新潟市北区の社有地(約1万坪)を整地し、太陽光発電を行っています。いわゆる ” メガソーラー ” の規模で、ここで発電した電気を電力会社に売却し、北区周辺の一般住宅などへ供給しています。
太陽光発電は、風力、水力発電などと並ぶ自然エネルギーであり、自然現象の中で繰り返し使うことができる再生可能エネルギーです。私たち新潟冷蔵は、世界の海という自然に生かされている会社。こうした自然エネルギーを自社の敷地で作り活用することで地域社会に貢献し、また地球温暖化に少しでも歯止めをかけることができればと考えています。