今回は、本鱒(ほんます)をご紹介します。
日本海で漁獲される本鱒は、通常1年半ほど河川ですごし春に海へ降り、約1年海で回遊をして翌春に母川に遡上します。旬は3月~5月、春先サクラの季節に漁獲されるとあってサクラマスとも呼ばれております。サケ科のサケ属の本鱒はサケの種類にあたります。
最近では、各地で養殖がされるようになりご当地サーモンが増えてきました。佐渡で養殖されたサクラマスもお手軽な価格で出回るようになりました。
鮮度の良い本鱒の見分け方として、丸々一匹であれば目が澄んでいて魚全体がふっくら太っているもの、切身であれば身の色は鮮やかな赤色で、皮目はつやのある銀色でとても輝きのあるものを選ぶと良いでしょう。
番組内でご紹介した調理例
本マスの塩焼
本マスは、先ずは塩焼きで食べてください。旬の天然の本マスはクセもなく上品な脂の乗りも最高で身もふんわりしており大変おいしく召し上がれると思います。一塩してから身を3時間くらい風通しの良いところで干す(水気を飛ばす)とより美味しくなります。
本マスの煮付
贅沢に本マスを煮付にすると大変おいしく頂けます。程よく脂がのっていて身はしっとりと上品な味が楽しめます。
身は柔らかく火は通りやすいのでひっくり返さずにキッチンペーパーで落し蓋をしてコトコトと煮てください。タケノコを一緒に煮つけるとより一層春を感じさせる一品になります。
煮つける時間も6~7分程度、あまり長く煮すぎると身がしまってしまいます。火を止めて休ませると、味が身に入って大変美味しくなります。
撮影風景
撮影現場のご紹介です。弊社 山本 鮮冷部長と、NHK新潟放送局 の片山キャスターが出演しております。