寒鰤(かんぶり)【2021年12月7日放送】

寒鰤(かんぶり)【2021年12月7日放送】

今回は、寒鰤(かんぶり)をご紹介します。

ブリは養殖物も多く出回り、年間通して漁獲・販売されることが多くなりました。その中でも11月末~2月頃に漁獲される天然物の脂のしっかりのった特別なブリを、寒ブリと呼んでおります。各地でそれぞれブランド化しており、特に有名なのは富山県氷見の寒ブリです。新潟でも佐渡の寒ブリは厳しい基準でしっかり管理、ブランド化しておりその評価は上がっております。

良い魚の見分け方として、一匹丸の状態であれば、目がすんでいるもの・皮目がきれいなもの・丸々太っているもの、切り身であれば血合いが黒ずんでいないものを選ぶとよいでしょう。

番組内でご紹介した調理例

寒ブリのお刺身

鮮度の良いブリは先ずはお刺身で味わってください。程よく脂ののった切り身は、口の中でとろけるような食感が味わえます。お刺身に切ったら血合いの色が変わらないうちに早めに召し上がってください。

寒ブリを使ったブリ大根

ブリ大根も脂ののった寒ブリを使うと大変おいしくなります。

面取りした大根をあらかじめ下茹でします。ブリは軽く洗い塩をして少しおいたものに、上からお湯をかけ生臭さを出します。鍋にだし汁を入れて一度煮立てたら下茹でした大根、下処理したブリとスライスした生姜を入れて少し煮ます。

お酒・醤油・みりん・砂糖などの調味料を入れてアクを取りながらしばらく煮ます。火を止めて冷める時に味が入ります。一緒に炊いた大根が寒ブリの脂で大変美味しくなります。お試しください。

 

撮影風景

撮影現場のご紹介です。弊社 山本 鮮冷部長と、NHK新潟放送局 の尾﨑キャスターが出演しております。